子供のいない人を攻撃する人が本当に許せない相手

人間関係・ママ友

最近、子供のいない人生を肯定する記事を何本か読んだのですが…

コメント欄で「子供のいない人は他人の子供が収める税金で年金をもらう気か!」と、攻撃している人をよく見かけました。

日経ビジネスオンラインで連載中の独身男性による母親介護の体験記でも、独身が悪い事のようなコメントが毎回あります。(同一人物なのでしょうね)

結婚しない人や子供のいない人生を選んだ人の記事では、「少子化の原因」と決めつけられていることも。

先ほど読んだ記事では、『子孫を残さない選択をした代償は、選択をした個人が負うべき』というコメントが…。

代償って…この方は、かなり怒りがたまってますねー。

しかも自覚がない。

なんだか…心の寂しさが伝わってきます。孤独ですね、この方は。

自分の中の「怒り」を他人に投影して、相手に問題があると思い込んでいます。

* * *

さて、面識もない相手に怒りをぶつける動機(エゴ)は何でしょうか。

子供のいない人を攻撃できるのですから、この方は子供がいるのでしょう。

ではなぜ、わざわざ子供のいない人を攻撃するのでしょうか?

人を攻撃したくなるエゴは劣等感や欠乏感です。

頭では「自分は幸せ」と思い込んで防衛しますが、無意識では劣等感と欠乏感が反応して他人を攻撃せずにはいられない自我境界が曖昧な状態。

「意識している欲求」と「無意識の欲求」が一致しておらず、葛藤(自己矛盾)が苦しいのでしょう。

自分の人生に満足している人、心が満たされた幸せな人は、他人を攻撃しません。

見知らぬ人に怒りをぶつけるのは、「自分の人生は不満だらけ!」と言っているのも同然。

もしも子供に係る経済的負担で不公平に感じるのなら、怒りの矛先は「子供のいない人」ではなく「国」に向けたほうが合理的でしょう。

これだけは断言できますが、この方が本当に許せないのは身近な人物(おそらく親)であって、面識もない「子供のいない人」を自分の心理的問題に巻き込んでいるだけです。

心の中が不満でいっぱいなんですよ。

* * *

仏陀が説くように「人の幸・不幸」を決めるのは「人の心」でしかありません。

子供がいない人生=不幸ではなく、子供がいなくても幸福に生きる人がいます。

その逆に、子供がいても怒りに満ちて不満だらけの人を私はたくさん知っています。

起こる出来事に幸不幸・善し悪しを分別しているのは「自分の心」。

白黒思考(二項対立の考え方)が強くなると葛藤も強くなるので、見知らぬ他人に怒りをぶつけたくなるほど、不満が大きくなるのもうなずけます。

『選択をした代償は、選択をした個人が負うべき』という御言葉通り、この方は自分の思考パターンの代償を自分で負うだけですから、エゴ(固定観念・思い込み)にしがみつく選択もアリです。

とは言え、エゴにしがみついているのは、この方だけではありません。エゴ(無意識の恐れ/自己防衛機制)は人類共通の課題です。

私たち一人一人が自分のエゴを直視して「恐れ」に心を開くと、社会のあらゆる問題(あるいは問題と思っている事)が解決に向かうのではないでしょうか。

自立コーチ三島

 
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■毒親相談.com主宰 三島恵実
(うつ病・毒親サバイバー)
 
野村證券在籍中に20代でうつ病を発症。
 
自殺未遂を繰り返したのち、セラピーに通い、うつ病と毒親(父が発達障害・母が自己愛性人格障害)の問題を克服。
 
2014年「これでよかった。十分だ」という内なる声と共に、圧倒的な至福感が湧き上がる体験をする。
 
その際、「両親が成長と目覚めの協力者」という「人生のしくみ」に気づく。
 
現在、「意識の成長と目覚め」を目的として、苦しみを心の解放につなげる自立コーチングを提供中。
 
オールドソウル(輪廻転生を卒業するたましい)

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